環境データ取得のIoT化(2)Arduino IDE 1.8 の準備
今回はarduino IDE 1.8側の準備を行います。ESP-WOOM-02との通信で初期値を読み込むために1.8を使っています。
(1)ボードマネージャーにESP8266をインストール
ファイル→環境設定に行って
追加のボードマネージャー(赤丸の箇所)に
https://arduino.esp8266.com/stable/package_esp8266com_index.json
と入力し、OKをクリックします。
ツールからボードからボードマネージャーに行って
(図ではボードマネージャーの一覧でesp8266 boardsが見えていますが、
初めての場合見えていません
見えていたらボードマネージャーのインストールは不要です)
お好みのバージョン(詳細は次節にて)を選んでインストールします。
インストールが終わったら
ツールからボードからESP8266 Boardsを選んだ先のところから
Generic ESP8266 Modulesを選択します。
ここまでで設定終わりです。
(2)ESP-WROOM-02との通信設定
続いて、ツールから設定条件を設定します。ここで先ほどインストールした
ボードマネージャーのバージョンによって設定項目が違ってきます。
大まかには、新しければ新しいほど、設定項目が多くなります。。。
基本は、前回メモした
(#時刻表示#) -> SPI Speed : 40MHz
(#時刻表示#) -> SPI Mode : DIO
(#時刻表示#) -> SPI Flash Size & Map: 16Mbit(512KB+512KB)
↑の情報と、SPI Flash Size & Map: 16Mbit(512KB+512KB)より
flash_size arg |
Number of OTA slots |
OTA Slot Size |
Non-OTA Space |
---|---|---|---|
2MB |
2 |
512KB |
1024KB |
↑から、16Mbitは2Mbyte
OTAは512KB、それ以外のスペース(FSとかSPIFFSとかと言われる)が1024KBの情報
USBシリアルの
TX, RX, GNDの3ピンしか使用できません。
DTR利用しません
↑の情報の組み合わせできまります。
以下、設定の少ない古いバージョンから見ていきますが
記載無い箇所はデフォルト(初期値)のままで良いと思います。
*ver 2.3.0
画面中ほどの
Flash sizeを2M(1M SPIFFS)
↑今回のメモリが、2Mバイトで、OTAは記載されておらず、それ以外のスペースが1Mバイトなので
Flash ModeをDIO
Flash Frequencyを40MHz
Reset Methodをckで(少なくともnodemcu形式では無いので)
*ver 2.4.2
画面中ほどの
Flash sizeを2M(1M SPIFFS)
↑今回のメモリが、2Mバイトで、OTAは記載されておらず、それ以外のスペースが1Mバイトなので
Flash ModeをDIO
Flash Frequencyを40MHz
Reset Methodをckで
(nodemcu形式では無く, dtrは使わないが、deep sleepのリセットは使うのでnoneでもない
という消極的選択)
Ver 2.5.2 インストール失敗につき確認できませんでした。
Ver 2.6.3
画面中ほどの
Flash sizeを2MB(FS:1MB, OTA:-51KB)
↑今回のメモリが、2Mバイトで、OTAは51KBで、それ以外のスペースが1Mバイトなので
Flash ModeをDIO
Flash Frequencyを40MHz
Reset Methodをno dtr (aka ck)で
(nodemcu形式では無く, dtrは使わないが、deep sleepのリセットは使うのでno noではなさそう
古いバージョンではckで動いていたので多分これ、という消極的選択)
Ver 2.7.4(Ver 2.6.3と同じっぽい)
画面中ほどの
Flash sizeを2MB(FS:1MB, OTA:-51KB)
↑今回のメモリが、2Mバイトで、OTAは51KBで、それ以外のスペースが1Mバイトなので
Flash ModeをDIO
Flash Frequencyを40MHz
Reset Methodをno dtr (aka ck)で
(nodemcu形式では無く, dtrは使わないが、deep sleepのリセットは使うのでno noではなさそう
古いバージョンではckで動いていたので多分これ、という消極的選択)
ver 3.0.2
設定項目がver2に比べてだいぶ増えていますが、ポイント箇所はこれまでと同様で
画面中ほどの
Flash sizeを2MB(FS:1MB, OTA:-51KB)
↑今回のメモリが、2Mバイトで、OTAは51KBで、それ以外のスペースが1Mバイトなので
Flash ModeをDIO
Flash Frequencyを40MHz
Reset Methodをno dtr (aka ck)で
(nodemcu形式では無く, dtrは使わないが、deep sleepのリセットは使うのでno noではなさそう
古いバージョンではckで動いていたので多分これ、という消極的選択)
以上となります。
次回はプログラムの書きこみにトライしてみます。